- ちいさな赤いとうだい
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The little red lighthouse and the great gray bridge.
BL出版
ヒルデガード・ホイト・スウィフト リンド・ケンドル・ウォード 掛川恭子- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2004年06月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784776400714
[BOOKデータベースより]
1942年から読みつがれる名作。近代的で巨大な橋が次々と建設されていった当時のアメリカで、この絵本は、小さな赤い灯台の保存を社会に強く訴えたのでした。小さくても、かけがえのないオンリーワン―60年余の年月をへて、このメッセージは今なお輝き続けています。
[日販商品データベースより]近代化して行く当時のアメリカで、役目を終えた赤い灯台。小さくても、かけがえのないオンリーワン…。本書が訴えた小さな赤い灯台の保存。60年余の年月を経て、今なお輝き続けるメッセージがつまった1冊。
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価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2003年06月発売】























ニューヨークの町を背景に、ハドソン川沿いに立つ、小さな灯台。
丸くて、赤くて、気のいい灯台です。
昼の間は、誰に話し掛けられても返事をしませんが、夜、灯台守のおじさんがやってきてガスの栓を回してくれると、灯台は、近くを遠くを行く船たちに元気に声を掛け始めます。
「ピカッ! ピカッ! ピカッ!
パッとついたよ、パッときえたよ!
きをつけるんだよ! ぼくはここにいるよ!
あぶないよ、あぶないよ、あぶないよ!
ここにいわがあるよ! ちかよっちゃだめだよ!
ピカッ! ピカッ! ピカッ!」
灯台は、みんなの役に立っていることが、とてもうれしくて、得意でした。
どの船も、灯台の光のおかげで、通り道を外れずに旅をすることができました。
そんなある日のこと…。
アメリカに実在する、1880年に建てられた小さな赤い灯台がモデルです。
絵本の最後のページに、この灯台の歴史が紹介されています。
老朽化し競売にかけられそうになった灯台が、ニューヨーク市民の熱望により、市に寄贈されたというエピソードや、さらに、この絵本の出版60周年にあたる2002年、灯台のレンズが新しく取り付けられ、眠ったままだった灯台が、再びハドソン川の水面を照らすようになったという話に、胸が熱くなりました。
この絵本の中で語られる、小さな赤い灯台の表情は、時に頼もしく、時に愛らしく、そして時に切なく、その胸の内がまっすぐ伝わってきました。
大きな橋の完成で、自分はもう必要ないと思い込んでしまった灯台は、その大きな橋から掛けられた言葉により、再び自信を取り戻します。
(この場面、灯台の気持ちが痛いほど伝わってきて、子どもに読みながら泣きそうになりました…。)
必要とされること。誰かの役に立つこと。
それが、生きていく上で、どれだけ心の支えになるか。
擬人化された灯台の、心の変化や表情(絵が素晴らしいです)を通して、教えられました。
実在の灯台のエピソードを置いておいても、この本は、自信を持ってお薦めできる、星5つの絵本です!
久々に出会えた、“いとおしい”一冊です。
訳は、バーバラ・クーニーの「ルピナスさん」の訳者・掛川恭子さんです。
(センスのいい訳をされる方で、ファンになりました^^)(あまたろうさん 40代・千葉県 女の子7歳、男の子7歳)
【情報提供・絵本ナビ】